口腔成育への取り組み

新生児期に始まり、幼児期、思春期を過ぎて成人期に至る時期は、家庭、保育園、学校、地域社会のなかで心身が成長し、やがて自立して社会人となる大切な時期である。 さまざまな民族が、過去にそれぞれの文化を築いてきた。文化を築くという生産的な活動には、莫大なエネルギーが必要である。そのエネルギーを生み出す基盤は、それぞれの子育ての中でそれぞれの民族に培われてきたはずである。 泣き、笑い、おしゃべりをし、食事をとり、歌を歌い、挨拶をして、成育の各時期をそれなりに充実して過ごす。そうすれば口の機能と構造もバランスよく発育するだろうし、生涯にわたって心身の健康を支える基礎も固まるだろう。 成育の各時期において、家庭、保育園、学校、地域社会でそれなりに充実して過ごすことができれば、健康に生きる力が付く。これが口腔成育の取り組みの基本ではないだろうか。

口腔成育の目的

予防歯科・小児歯科・矯正歯科などによる包括的な歯科医療により、第一大臼歯萌出前の乳歯列から 患者の全身状態や生活環境をも視野にいれた管理を開始して成人するまでに、
① Non-caries(虫歯)
② Non-periodontal disease(歯周病)
③ Non-malocclusion(不正咬合)  
を達成することが、口腔成育の究極的な目的である。

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